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2013年7月

2013年7月29日 (月)

原稿

このところ、海外某所にこもりっきりで原稿に取り組んでおります。某所といっても、大した場所ではありません。やっと折り返し地点に辿りついたような状況なので、まだまだ先は長いですが、年末か年明けには、単行本として発表できればなと勝手に夢想しています。ここ10年の間に取材したものを、次々と発表していきたいなと思っているのですが、日本にいると、釣りに行ったり、甲子園がはじまれば、朝の8時から高校野球を見て、続いてナイター中継にバトンタッチしてプロ野球ニュースと、この時期は一日のうち少なくとも14時間は仕事になりません。生来の怠け者の故、人と同じ24時間でも足りないぐらいなのに、一日14時間では話になりません。脱出したおかげで、じっくり原稿に取り組めています。前作の『マオキッズ』は福島の高級住宅及び黄金町ちょんの間、『さらば中国』は中国、『黄金町マリア』はイセザキルノアール、『ネパールに生きる』タイ、フィリピンなどなど、どこか環境を変えないと、仕事が進まないようです。

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2013年7月13日 (土)

高校野球

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高校野球神奈川県予選がはじまりました。母校ではないですが、毎年Y校を応援しています。幼い頃の神奈川代表と言えばY校でした。あのマリンブルーにYのユニフォームは高校野球のユニフォームで日本一格好良いと思っています。残念ながら今年は一回戦で負けてしまい、甲子園であのユニフォームを拝めません。いつの日か見たいものです。数年前盛んに草野球をやっていた頃、ユニフォームを作った店にゴリさんと呼ばれているY校OBのスタッフの方がいて、おそらく今年も応援に行ってたでしょうから、残念がってんじゃないでしょうか。我が母校は保土ヶ谷高校、一回戦は勝ったようですね。甲子園目指して頑張ってもらいたいと思います。僕もちょこっとだけ高校野球をやっていたんですが、情けない理由で骨折してしまい半年の入院を余儀なくされ、そのまま辞めてしまいました。当時、うちの親父が野球をやるんならと、ゼット簑田モデルの硬式用グローブを買ってくれました。生意気にもオーダーメイドで作ってもらったので4万円ぐらいしたと思います。ほとんど草野球でしか使ってこなかったグローブが当時の苦い思い出の品として今も残っています。予選大会がはじまる時期にこのグローブを見ると、何であの時野球を続けなかったのかなとか、高校生が羨ましいなだとか、様々な思いが去来します。そんなわけで今年も時間がある限り、TVKで高校野球を見たいと思いますが、年々高校球児が小さく見えてくるのは気のせいでしょうか。

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2013年7月10日 (水)

『鎮魂の旅』(中央公論新社)早坂隆

明治生まれの祖父は、いつも近所の公園を散歩することを日課としていた。家から3分もかからない場所にある公園へと向かうのだが、帽子を冠り、襟つきのシャツを着て、革靴を履き、少し背を屈め、どこか寂し気に歩いていた。駅へと向かう道すがら、公園のベンチで佇んでいる祖父を何度も見かけたものだ。僕に気がつくと祖父は、おうっと手をあげ、笑顔で見送ってくれたものである。そんな祖父も今から13年前に亡くなってしまったが、よく戦争の話を聞いた。戦争とは祖父が出征した大東亜戦争のことだ。「大東亜戦は勝てたんだよ。日本軍は強かった」いつもにこにこしながら、話の最後にはこの決め台詞が出るのだが、一方で「敬礼」だとか何か聞き取れない言葉を深夜に叫びうなされている祖父がいた。僕は当然あの戦争を知らないが、そんな姿から何となくあの戦争の記憶が祖父の心の奥深いところで疼いていることを知った。早坂の作品『鎮魂の旅』は大東亜戦争中の儚くもろい秘話を彼が訪ね歩いたものだ。当然、彼も戦争を知らない世代ではあるけれど、以前彼の家を訪ねた時にお爺さんの軍服や軍刀が飾られているのを見た。細かい事はわからないが、お爺さんと過ごした記憶が彼をこの旅に駆り立てたのだと思う。この本に登場する慎ましくも凛とした方々の姿。誰もがこのように美しく生きられるわけではないけれど、間違いなく遠い昔の話ではなくて、つい最近までそこらを歩いていた人々が抱えていた物語である。

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2013年7月 4日 (木)

V1

昨日は打ち合わせがあって、いつもお世話になっているV1パブリッシングに顔を出して来ました。最近書き下ろしの原稿に取り組んでいることもあって、家にこもってばかりなので良い気分転換となりました。事務所にはほぼパンツ一丁にビーサンという格好でパソコンに向かい合う日笠氏の姿もありました。仕事が忙しいのか、家に帰りたくないのか、週三日は事務所に泊まっているという日笠氏ですが、かつては会社でファミスタや信長の野望をやっている姿が風物詩であっただけに、気の張った仕事ぶりに時の流れを感じます。事務所ではなぜか坂氏と新日本プロレスの話題となったのですが、猪木さんの存在感だけでなく、やはり中継の要である古舘伊知郎の名実況が話題に上がりました。猪木一流のインサイドワーク、風車の理論、新日猪木砦を守る侍たち、名勝負数え歌、逆下克上発言、(猪木コールを)乾ききった時代に送る雨乞いの儀式のようだ、セリビアンブルーのマット上繰り広げられる戦国絵巻などが思い浮かびますが、坂氏は草加市で行われたプロレス中継で、草加市を東京と埼玉の糊しろと言った実況が心に残っていると言っておりました。さすがによく見ております。坂氏の指摘する隠れた名言がまだまだあるのは間違いないので、今度改めてYouTubeやビデオで振り返りたいなと思います。

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