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2011年9月

2011年9月29日 (木)

写真集ができました

京都、丹波篠山、大阪での取材を終えて昨日の昼間に帰ってきました。京都の南座ではどこかで見たすかしたヒゲ面の男がいるなと思ったら、早坂文豪でした。祇園界隈で夕食を取ったあと、先斗町でゆっくりと語り合い楽しいひと時をを過ごせました。昨晩は久しぶりに友人たちと会合。以前は、毎月のように顔を合わして、ドンチャン騒ぎをしたものですが、各々が忙しくなったこともあり、最近は年に一度顔を合わせれば良いほどなので、こうした機会が大事にしたいものです。それと、10月6日発売の写真集の見本が出来上がりました。見れば反省点ばかり浮かんでくるので、しっかりとは見ていません。明日あたり、おそるおそるめくりたいと思います。

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2011年9月25日 (日)

飯田

今や伝説となってしまった老婆の足跡を訪ねて、長野県飯田市にやって来ました。小京都と呼ばれる町だけあって趣きのある良い町です。ただ不景気の荒波はこの土地も例外ではなく、シャッターが下りたままの商店も目につきます。戦前から戦後にかけて、生糸や材木の商いで大いに町は賑わったといいますが、その面影も年々稀薄になっているようです。ただ、関係者への取材はうまく行き、明日は飯田を離れて関西に向かう予定です。

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2011年9月24日 (土)

新宿

今日は写真の整理をしたあと、墓参り。その後、新宿にて写真集の宣伝に関しての打ち合わせ。少しでも多くの人に手に取ってもらえるように考えを巡らす。10月6日発売ですが、そろそろ刷り上がり、もしかしたら、来週には書店に並んでいるかもしれません。話は変わりますが、このところ吉村昭さんの作品を続けて読んでおります。三陸海岸大津波から読みはじめ、関東大震災、戦艦武蔵、羆嵐と続いて、今は長英逃亡を読んでいるところです。明日からまた地方取材に出るので、良い旅の友になってくれそうです。

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2011年9月23日 (金)

野球

今日は朝っぱらから、野球をやってきました。黄金町キャッチボール部なるものがあって、聴き舎田村、コーヒー屋笠原の黄金町ツートップが中心となって運営されているのですが、それがまた年に一回か二回しか開かれないという年に一度の祭りのような部です。9時開始ということなので、起きることができたら行こうと思っていたのですが、好きな野球と言うこともあり、ちょっと遅れて参加してきました。参加者はジョージ山岸、大ちゃん、両国俊ちゃん、遠藤、岩盤店長、グローブを売りつけに来たハシモト屋若旦那、コーヒー屋常連の女性と暇人が9人も集まりました。思い思いにキャッチボールをしたり、ノックをしたり、バッティングをしたりと、試合とは違ってリラックスしたかたちで野球を楽しむことができました。のんびり野球をやったのは小学校以来かもしれませんね。こんな楽しい野球を思い起こさせてくれたツートップに感謝したいです。ありがとう。

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2011年9月21日 (水)

読書

横浜ベイスターズにいた中野渡投手。あんまりプレーの記憶は残っていなかったのですが、毒舌ぶりも有名だったようですね。というのはいつもお世話になっているミリオン出版日笠編集が担当した、『ハマの裏番もつ鍋屋になる』を読んで知りました。歯に衣着せぬ発言が痛快で、あっという間に読んでしまいました。活躍の場を得ている選手はほんの一部で、ほとんど選手が数年でグランドを去っていく運命にあるプロの世界。活躍している選手ですら、引退後の人生が長いわけで、そう考えるとプロ野球の世界とは儚い世界ですね。中野渡選手の場合は、第2の人生の成功例ですが、元プロ野球選手の中には失踪する者がいたり、中には殺人事件を起こしたり、そういえば原発事故に乗じて盗みを働く者もいました。意地の悪い僕としては、プロ野球選手没落列伝なんてのも読んでみたいですね。

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2011年9月16日 (金)

フクシマ2011、沈黙の春

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写真集表紙の写真です。まだ発売にはなっていませんが、アマゾンなどでは予約ができるようで、すでに表紙がアップされておりました。この犬の写真は既に住民のほとんどが避難した浪江町内で撮影したものです。首輪がついていることからも、野犬ではなくペットだった犬です。ただ既にその目からはペットとしての面影を感じることはできず、今まで見た犬にはない目つきで僕のカメラを睨みました。人間に対する不審や怒り、悲しみ。犬の目は暗にそんなことを言っているような気がしました。

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2011年9月15日 (木)

20年ぶりの再訪

昨日は、撮影で山梨県内の城跡に足を運んで来ました。まだ発表前なので詳しく場所は書けませんが、韮崎にある城だと書けば、戦国時代が好きな人ならピンとくるでしょう。20歳の頃にも訪ねているので、おぼえていた場所もあれば、こんな場所があったけなと首をかしげる場所もありで、感慨深いものとなりました。少しは人生経験を重ねていると、同じ史跡でも見え方が違うもんですね。構造物への興味よりも、そこに暮らした武将たちの人間模様に強く思いを馳せてしまいます。今回城を訪ねるにあたって、資料を眺めていたら、他家から嫁ぎ19歳で自刃した姫の家中安泰、怨敵退散を願う祈願文を目にしました。先日目にした野口英世の母の手紙と同じく、心に沁みてくる名文でありました。写真だけでなく、時には文章も発表している自分としては、名文とは何ぞやということに関して、考えさせらるものがありました。幼い頃から関心があった戦国の世に、こうして関わる機会をもらい、嬉しい限りです。

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2011年9月14日 (水)

写真集のタイトル

毎回、いつも頭を悩ますのはタイトルですが、今回に関しては、4月21日にはじめて現場を訪れ、原発事故で人々がいなくなり静まり返った村を見た時、ふと頭によぎったのが沈黙の春というフレーズでした。当時はまだ出版も何も決まっていなかったのですが、何か形にする時があれば、この言葉を使いたいなと思いました。沈黙の春といえば、農薬や化学肥料の使用から起こる環境汚染から、鳥のさえずりやミツバチの羽音が聞こえなくなる沈黙の春が訪れることへの警鐘を鳴らした有名すぎる名著があります。タンポポや桜が咲く春の景色の中、原発事故で人の営みが消えたことによる沈黙の世界を目の当りにしたことの衝撃が大きく、安易と取られるかもしれませんが、このフレーズをタイトルに入れた次第です。2ヶ月という短い取材期間でまとめあげた写真集であり、放射能汚染によって果たしてどんな被害が起こるのか定かでないこともありますので、事故によって失われたもの、変わってしまったもの、一見変わらないものにレンズを向けました。そういうわけで環境汚染に警鐘を鳴らすというよりは、人間の営みに焦点を当てたものになっております。ちなみに同時期に郡山総一郎カメラマンの「原発と村」も同じ版元が発売になります。彼の写真集は酪農家に焦点を当てたものですので、それぞれの視点の違いも見ていただければと思います。

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2011年9月12日 (月)

色校

朝から、横浜市内で撮影。その後、東京にて写真集の色校。これで3回目だが、今回で何とかなりそう。ほっとひと安心。ちょいちょいネット上でも写真集の予約受付が出ているようです。発売は10月6日、タイトルは『フクシマ2011、沈黙の春』(新日本出版)です。楽しみにしてください。

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2011年9月10日 (土)

東電OL殺人事件

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7月になって再審の可能性も出てきた、東電OL殺人事件。読売新聞のスクープをビルマで知ったわけですが、その一報を知った時、ゴビンダさんや奥さんのラダさんの顔が浮かび、とにかく良かったなと思いました。ゴビンダさん一家や親族との付き合いはかれこれ十年以上になりますから、何だか取材者というより、友人のような感覚が先に来てしまいます。ゴビンダさんを支える会の客野さんによれば、今回の報道で、急速に世間の注目やマスコミに取り上げれる機会も増え、良い流れになっているそうなので、ほとんど注目もされず小菅や横浜刑務所で面会を続けていたラダさんの姿を見ているだけに、感慨深いものがあります。ただ、まだ再審もはじまったわけでもないので、取材陣の輪からちょっと引いた所で取材を続けていければ良いなと思っています。今回、奥さんのラダさんが来日することもあり、彼女が忙しくない時に、お茶でも飲みながら話せればなと思っています。

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2011年9月 9日 (金)

第二の故郷

福島県二本松市に避難している三瓶さんのお宅にお邪魔しております。勝手に第二の故郷などと書いてますが、一宿一飯どころか、たいへんたいへんお世話になっていて、こうして避難先にまで押しかけている次第です。数日、滞在したいところですが、明日は都内で用事があるので、戻らないといけません。まわりは民家もなく、静かな山里なので、ここに来ると心が落ち着きます。

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福島

昨日から福島に来ています。長いスパンで福島は関わろうと思っていますので、撮り続けていくものと、今まで見てこれなかったものを見たりと、せわしなく動いております。原発事故がこの土地に及ぼしたことを様々な角度から見られたらなと思っております。

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2011年9月 6日 (火)

散歩の変人

久しぶりに今日は、マスターと横浜を散歩しました。黄金町からスタートして山下公園まで、話題は尽きず、ひとつ面白いことが浮かびました。内容は内緒ということで。それにしても横浜の街の雰囲気、リズムは良いですね。ほっとします。その後、東京に出て打ち合わせ。いくつか企画を提案。そういえば、あさって発売のHanakoにマスターが登場するそうです。たまたま通行人として写っているとか、モデルの後ろでニヤニヤ笑っている野次馬とかではなく、横浜特集の中に登場しているそうです。マスターの雑誌登場といえば、バンコクにて場末のゴーゴーバーでファイャーヨーコさんの吹き矢が額に突き刺さったシーン以来じゃないでしょうか。楽しみです。

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2011年9月 5日 (月)

千住

昨日に続いて千住界隈にて撮影、夜はフライデーに出たり入ったりしている梅さんと久しぶりに会合。以前はパソコンだけでなくファックスすら持ってなくて、編集部から送られてくるゲラを、近所のコンビニに頼み込んで受信していたという逸話を持つ梅さん。代金を払いファックスの送信は聞いたことはあるが、受信とは迷惑な話なんですが、その梅さんが最近パソコンの使い方を覚えたという。その理由が、エロサイトにはまったとのこと。何とも梅さんらしいです。「いゃー80年代のAVがタダで見られるんやー、どうやってダウンロードできるのから調べたりしとったら、詳しくなったんや」と自慢げに話しておりました。物事が世間に広がっていく過程の中で、エロとは大事な要素なんですね。梅さんの一件からもよくわかりました。かつて編集部で、ワープロに向かって一本指で原稿を書いていて、あまりにその速度が遅く、担当の編集者からもう原稿書かないでいいから、口頭で伝えろと怒られていた梅さんがパソコンを使いこなす姿、未だに想像はできませんが、アナログからデジタルへ世の中は大きく動いているのですね。いろんなことを考えさせられる梅さんとの会合でした。

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2011年9月 3日 (土)

東京

何だかよくわかんない天気ですね。晴れ間が見えていたり、いきなり雨が降ってきたりと、困ったもんです。都内の千住界隈で今日、明日と撮影と取材の予定なんですけど、土砂降りになったら嫌だし、空と睨めっこしていましたが、行ってみることにします。そういえば、いつのまにか横浜から逃げ出した画伯の実家である桑野布団店も近くなので、奇襲してみます。福富界隈の住人とは頻繁に連絡を取っているようですが、こちらには何の連絡もないので、喝を入れてきます。

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2011年9月 2日 (金)

トライシクル

フィリピンにて取材中の早坂大佐のブログを見たら、トライシクルで取材をしているとのこと、ブログにも書いてありますが、トライシクルとは125ccぐらいの単車に人が一人か二人乗れるサイドカーがついているもの。庶民の乗り物でちょっと大佐には似つかわしくないですね。サイドカーの部分は意外に小さいので、ちょっと窮屈だったりします。今もバイクに乗っていることもあり、一度現地で運転させてもらったことがあるのですが、まっすぐ走らせることができず、近くに止めてあったトライシクルに衝突して、大騒ぎになったことがあります。バイクと変わらないと思ったら大違いで、ハンドルの操作すら満足にできず、危うく人をひくところでした。一年半前にフィリピンに行った時は、タクシーもあまり走っていない地方都市をまわったので、原チャリを借りて走り回っていましたが、国際免許を持っていないため、昼飯時にランチ代をせしめに来た警察に無免許運転で捕まったり、野犬に追いかけられ危うく噛まれそうになったりと、楽しい思い出が心に残っております。

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写真集

諏訪での取材を終えて、家へ帰ってきたら、注文していた写真集が5冊、家に届いていました。Photo Nomad, 千年楽土、戦争、マスード愛しの大地アフガン、流れの歌、海外をテーマにしたものから国内の作品まで様々です。Photo Nomadは朝鮮戦争やベトナム戦争などの報道写真で有名なダンカンのものですが、報道写真だけではなく、年代別の代表作がおさめられているので、じっくり眺めたいですね。他にもいろいろと欲しい写真集があるのですが、数十万円の値がついていたりと、買うことを躊躇ってしまうものが多々あります。ちなみに僕の作品はこの前アマゾンで見たら、さらば中国が98円という値段がついていましたが、今確認したら最低価格が249円になっていました。大御所写真家と比べるとお寒い限りです。いずれ高騰すると思うので、投資目的でどうでしょうか。負け犬の遠吠えでした。

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2011年9月 1日 (木)

まだ諏訪にいます

諏訪での撮影を続けています。劇場の前のホテルに滞在しているのですが、深夜撮影を終えて入る温泉が密かな楽しみであります。20代から30代前半にかけては、温泉に入ってもほとんど何にも感じなかったのですが、このところ温泉に入ると、目に見えて体の不調や筋肉痛などが快方に向かいます。気のせいなのか、やはり年のせいなのか。温泉の効能表を見ると湯治には最低2週間と書いてあったので、時間と金銭的な余裕がどこか鄙びた温泉で湯治もいいですね。来年にかけて、大学時代にやり残した旅をしたいと思っているんですが、湯治もいつかやってみたいですね。こんなことを書いているじたい年ですね。

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